平成22年1月、当社会長が
30年以上のお得意様であるお寺様に
毎年恒例の新年のご挨拶に伺った中での雑談で、
日本の住まいも洋風化が進み、
仏壇を置くスペースも無くなってきた。
以前、タンスの上に置く小型仏壇を作らせ
推奨してきたが、今や家具は作り付けになり、
タンスも少なくなってきているので、
京都の仏壇店に折りたたみ式の仏壇は
出来ないものかと依頼しているところなんだが・・・
どうだね、宝飾業界では折りたためて、
なるべく小さくて、誰からも愛されるような物、
考えられんかね?・・・と宿題を頂きました。
会長が会社に持ち帰り、色々議論してもまとまらず、
無駄に日時が過ぎて行きましたが、
社長のお知り合いの彫金作家・林 緑秋先生に相談。
色々な案が出ましたが、
菩薩様を包むイメージで作闘して頂き、
高僧様には何度と無く多くのご意見を頂き、
1年後の平成23年1月に今の形になりました。
携帯仏壇と命名し、広く多くの人の心の支えに
なればと、販売にあたりポスター等準備の中、
平成23年3月11日の東日本大震災で
販売は延期となりました。